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Develop and Design Note

フロントエンドなデザイナーの覚書

社会人6年目だけど、ストレングス・ファインダーやって、自分の強みを考えてみた

去年10月に「自分の強みを活かす」ため、プロジェクトマネージャーを辞め、コーダーに復帰し、部署も変えました。あれから半年が経ち、様々なチャレンジを通して「手応え」を感じ始めました。
ここで自分の選択や行動を冷静に振り返ろうと思い、「ストレングス・ファインダーの本」を読んでみました。今回は、その感想や考察です。

ストレングス・ファインダーとは

読んだ本はこちら。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

自己啓発本の一つですが、付録に「ストレングス・ファインダー」のテストを受けるためのIDが付いています。
心理テストのような形式で質問に答えていくテストなのですが、最後に、自分の5つの強みを提示してくれます。
僕の場合は、以下の5つでした。

  1. 最上志向
  2. 慎重さ
  3. 収集心
  4. 学習欲
  5. 内省

言葉からなんとなく意味は推察できますが、詳細は本を読んでみることでわかってきます。
また、「なぜ、自分の強みを知る必要があるのか」についても言及されているのですが、これこそが僕が求めていた解説で、自分の頭の中で何となく感づいていたものを整理することができました。

なぜ、自分の強みを知る必要があるのか

結論から言えば、「自分の強みを知らないと、厳しい社会の中では絶望してしまい、立ち上がれなくなる」から。

自分の強みを見つけるきっかけは「挫折」

この業界で生きていくために大切な3つの心がけ - Web Design Noteでも書きましたが、僕はプロジェクトマネージャーを1年勤めたものの、上手くいきませんでした。

時には休日返上で、メンバーみんなで企画、開発してきたアプリですが、承認の場で何度も突き返されてしまいます。精神的、肉体的ダメージは凄まじく、僕自身の心の迷いが、そのまま行動に出るようになってしまいます。
やがては、そのような背景が重なり、メンバー内にも亀裂が生じ、修復困難な状況にまでなります。
何とかしてアプリをリリースしても、ダウンロード数や継続率がなかなか目標に届かず、上からも下からも厳しい口調で叱責される事態に陥ります。

しかし、プロジェクトが直面している問題がわかっていても、解決策が一向に出てきません。
もちろん、いろいろな人からアドバイスを貰いますが、頭の中で描いたマネジメントのイメージを行動に反映させることができませんでした。

だから、「なんで上手くいかないんだろう」ということをずっと考えていました。
その時出た答えは「この仕事が自分に向いてないから」というもので、そうなると、必然的に「プロジェクトマネージャーを辞める」という選択をすることになります。
そして、「自分に向いている仕事は何か」「自分がどんな状況でも前を向ける秘訣は何か」という問いが生まれます。

自分の強みは「過去の栄光」に隠れている

僕は大学院生の頃、東大で「深海微生物の研究」をしていました。今だにこの時代が僕の全盛期で、やることなすこと全てが楽しくて仕方ありませんでした。
研究は厳しい世界ですが、立ちはだかる幾多の困難、「東大の受験」「周囲の研究者による厳しい批判」「大量の論文読解」「徹夜でのレポート作成」には、もちろん苦痛はありますが、楽しさもあり、何より「乗り越えてやる!」という情熱がありました。

「なぜ、研究はそんなに楽しかったのか」を振り返った時、今を乗り切るヒントが2つ出てきました。

  1. 学業は自分の得意分野だった
  2. その学業の中に夢を見出し、追いかけていた

僕は、学校のテストでは、だいたいどの分野も満点近くとることができました。勉強そのものはつまらなかったですが、勉強すればするだけ、結果につながることが楽しかったのです。
やがて、その学業を通じて「生命の起源を解明する」という夢を描き、その夢が、厳しい研究の世界で生き抜ける、強靭な精神力と体力を与えてくれました。

これこそが、自分の中にある本質的な強みであって、社会の中で、前を向いて生きていくために必要なものだとわかりました。

自分の強みを「職務」に当てはめる

自分の得意なことで、夢を追いかける。
これを仕事でも実現できら、どんな困難も乗り越えていけるんじゃないかと思いました。

6年に及ぶ社会経験があったので、「自分の得意なこと」を見つけるのは容易でした。

Web技術を作って、何かを作ること。

コーダーとしてずっと仕事をしていたのですから、当たり前な結論ですが、これをやっている時が一番楽しいということを、今まで知らなかったんですね。

次は、その分野での「夢」。
ここで、アプリのプロジェクトマネージャーをやったことが活きてきます。
この1年間の活動の中で、アプリ市場に関する知識が多少なりとも身につき、「Webアプリ」が流行る瞬間が来るかもしれないと考えていたことがありました。

ここから少し思考を発展させました。

ーーーもしも、Webアプリの時代が来たら。
その時活躍する人材は、HTML,CSS,JSを使いこなせる人であって、コーダーやマークアッパー、ウェブデベロッパーなどの名称は消え、フロントエンドエンジニアに一本化される。

妄想が過ぎてるかもしれませんが、自分が前を向くためなのだから、これで良いんです。
「生命の起源の解明」だって、バカバカしい目標でした。でも、それが自分を駆動させたんです。
そうして、Webアプリの時代に、フロントエンドエンジニアになる。という夢が導き出されました。

自分の強みを活かせる「職場」に行く

幸いにも、会社には社内転職できる制度があり、多少のコネも活き、僕にも誘いの声がかかりました。
当時は、身も心も疲れ切っていたため、「世界一周の旅に出たい」なんて考えていたので、すぐにYesと言えませんでした。

でも、こうして自分の強みを探し終わった時に、「もう一度、自分の強みを試してみたい」という想いが沸き起こりました。そして決意します。
書類選考や面接を乗り越え、無事、社内転職は成功します。

そしてここから、這い上がるための挑戦が始まります。

強みを活かし軌道に乗れば、過去の失敗も活きてくる

コーダーに戻ってからは、僕は「一人合宿」というものを始めました。
夢を達成するには、JSのスキルがまだ十分でないので、JSのスキルアップをするため、業務終了後、会社の近くで夕飯を食べて、その後、会社でJSの勉強を続けるというものです。これを週に3回は実行するようにしました。

別に会社でやらなくても良いんですが、家じゃ集中できないのです(笑
あとは、会社に勉強しやすい環境があったので。

勉強してる時は、上達してるかどうか実感がないので、辛さはありました。ですが、続けることができました。
そして、初のJS案件が降ってきました。ドキドキしましたが、難なくこなすことができました。小さな成功を手にした瞬間でした。

また、コーディングの仕事をして行く中で、多くの課題を見つけました。
テンプレートを作成してから5年は経っていたのでしょう。コードにゴミが増え、メンテナンスが非常に難しい状況になっていました。
自分の頭の中では、「こうしたら良いのに」というアイディアが浮かんできます。

ですが、その時それを口にするのは止めました。
そのアイディアは、多くの人の理解と協力を必要とする規模の大きなものでした。
人を動かすには、「ビジョン」が必要です。

プロジェクトマネージャー時代、僕はこれがうまくできなくて、メンバーを不安にさせ、亀裂を生むきっかけを作っていました。
また、自分自身の不安やリスクマネジメントを何でもかんでも話したり示したりしていたのですが、これも結局、聞き手に必要以上の情報を与えてしまい、作業の妨げを作っていただけでした。

だから、人が理解し協力を得られうようなビジョンが描けるまで、口にするのは止めました。
ビジョンを目指す上での不安やリスクマネジメントも、聞かれれば答えますが、基本的には、表に出さないようにしました。

まだ具体的な成果が出たわけじゃないので、肌感ですが、失望していたマネージャー時代とは全く違う、前向きな自分がいることは間違いないでしょう。
挑戦は続くので、失敗はあるかもしれませんが、頑張っていける気がしています。

ストレングス・ファインダーで改めて分析した、自分の強み

ーーーと、ここまで来て、最初に紹介した書籍「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」を読んだわけですが、「なぜ、自分はマネージャーが苦手なのか」「なぜ、自分は夢を目指すのか」「なぜ、一人合宿なんてできるのか」などなど、詳細にわかってきました。

例えば、
「最上志向」は、弱点の克服に時間を割くことに苦痛を感じるが、最も得意なことを伸ばすことにおいては、努力を惜しまない。
「慎重さ」は、即断や対人業務を苦手とする反面、危険の察知力に優れ、第一線でなく、後方支援で手腕を発揮する。
「学習欲」は、成果よりも、学ぶことそのものに価値を感じ、スキルの上達そのものが自信につながる。
なんてことが、本を読んでわかってきました。
これらの特徴は、本当に自分の行動に顕著に表れてます。

別にこの本の回し者ではないですが(笑)、「あ〜、そうか、そういうことなのか。だから自分は、こういう生き方を選んだんだなぁ。」と納得できたことで、なんだか妙に落ち着きました。
きっと、この強みが、これからの僕自身の行動指針になるんだとわかったからでしょうか。


社会人6年目。もう良い歳です。
人によってはもっと早く、自分の強みを見つけるのかもしれません。
でも、良いんです。このタイミングで見つるというのも、自分らしさなのですから。