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Develop and Design Note

フロントエンドなデザイナーの覚書

タスクかんばんを使ったアジャイル開発のススメ

前回に引き続き、実務での体験による備忘録です。今回は、タスクかんばんを使ったアジャイル開発についてです。

アジャイル開発とは

最近はこの「アジャイル開発」と呼ばれる手法を導入する開発チームが増え、もはや珍しい言葉ではなくなりましたね。アジャイル開発とは何か、タスクかんばんとは何か、ということを経験も含めて簡単にまとめますと、

  • アジャイル開発 − 利用者から得られたフィードバックの分析、計画、改修実行を、数週間の短期間で繰り返し、少しずつサービスを成長させていく開発手法の総称。
  • タスクかんばん − 開発メンバーのタスクを書いた付箋を、ToDo、Doing、Doneなどの進捗のいずれかに貼り出して、関係者全員で開発の進捗を共有する方法。

こんな感じですかね。

アジャイル開発には「アジャイルソフトウェア開発宣言」に基づいた、エクストリーム・プログラミングスクラムなど多数の開発手法が存在します。また、ウォーターフォール開発のデメリットを克服した手法でもあり、「仕様変更による手戻りの工数を最小限にする」や「仕様策定段階で開発者が参加するので仕様の漏れが少ない」などのメリットがあります。(ウォーターフォールが悪い手法と言うわけではありあません!メリデメを理解しましょう。)

アナログこそ最強「タスクかんばん」

で、アジャイル開発のためのツールに「タスクかんばん」というものがあります。

まず、大きな貼り紙やホワイトボードを用意し、横の列を、ToDo、Doing、Doneの進捗のレベルに分割します。そこに、タスクを書いた付箋を貼っていくのですが、そのタスクが、やる予定だけど未着手の場合は「ToDo」、作業中なら「Doing」、作業完了済みなら「Done」に貼ります。

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付箋は進捗によって、ToDo、Doing、Doneを移動させていきますが、この付箋の移動は、開発メンバーが集まる「デイリースクラム」や「朝会」などでやります。これにより、関係者全員で各自の進捗を「目に見える形」で共有することができます。この「目に見える形」というのが重要で、例えば、なかなかDoneにならない付箋があれば、全員の目に止まるので、すぐに解決策を話し合うことが出来ます(話し合い自体は朝会とは別の場でやります)。

また、「ToDo」に貼る付箋を優先度順に並べたり、デザイナー・エンジニアなど役割で付箋の色分けをしたり、横の列を人で分割したり、様々な工夫を加えることで、作業効率をどんどん上げていくことが出来ます。

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デジタルツールが溢れる昨今ですが、この「タスクかんばん」を正確に再現できるツールはまだ無いんじゃないかと思います。アナログ強し(唯一「Trello」が近い印象があります)。

トレンドの変化が激しい業界で有効

これは特に根拠あるデータがあるわけじゃないですが、アプリ開発やWebサイト開発など、トレンドが数ヶ月で変化するIT業界などでは、とても有効なんじゃないかなーと思います。

アジャイル開発を採用して成功したという事例はいくつも聞くので、あながち間違いじゃないと思います。ウォーターホールで仕様策定から実装までやっている時に、iOSの仕様が変わった、なんて事も十分あり得ると思います。


最初に最低限の機能だけでリリースし、少しずつサービスを成長させいくアジャイル開発。そこに「タスクかんばん」というツールを導入した開発手法。いろいろありますね。

チームワークを形成する「型」を、今後も勉強して、身につけていきたいです。